私が入社したのは20歳の頃。まだ社会経験も少なかったですし、事務職に必要なパソコン操作にも自信はありませんでした。そんな右も左もわからない頃、同じ事務職の先輩がすごくていねいにフォローしてくださって。その先輩はしばらくして産休に入り、今は時短勤務をしています。「私も同じように働いていけたらいいな」と思わせてくれた、すてきな先輩ですね。私も入社して8年が経ちましたが、社員一人ひとりの状況に合わせて柔軟な働き方ができる、いい会社だなとあらためて思います。

そもそも私がトーホーに入社したのは、プライベートの時間を大切にしたかったからなんです。高校を出てから2年間ほど接客業をしていたのですが、就業時間が長くて、時間が不規則だったり、休みが平日だったりで、ふつうに働きたいと思って転職しました。電車通勤もしたくないと思っていたので、トーホーは家から歩いて通える距離だったのも魅力で。

実際、仕事が定時で、家と職場が近いと、自分の時間ができて生活がすごく充実します。私は結婚した今も実家近くに住んでいて、会社には自転車で通勤しているんです。仕事とプライベートをしっかり分けたいという人も多いと思いますが、私は面倒くさがり屋なので、家と職場が近ければ近いほど、時間を効率的に使えて、何かあったときにも安心できていいなという考え。とはいっても、プライベートの時間は韓国ドラマを観たり、夫とごはんを食べにいったりするだけで、語れるほどのことはしていないんですけどね（笑）。

今、事務職の社員は5名いて、個別に担当分けをせず、さまざまな業務をローテーションで回しています。仕事の幅は広くて、商品を全国に発送するための伝票のデータを入力する作業もあれば、営業社員から依頼されて受注情報を入力することもありますし、請求書の作成や出入金の管理といった経理に関わる仕事もありますね。

業務が固定されていないのは、誰がいつ休んでも業務が回るようにという会社の方針です。そのおかげで、みんなが気兼ねなく休みを取れているのだと思います。また、それ以上に、いろいろな仕事を経験できることと、会社全体がどう動いているのかがわかることで、キャリアアップ、スキルアップにもつながっているのかなと個人的には思いますね。

よく感じるのは、先輩方はみんな視野が広いなということ。事務職の社員はある意味ではみんなの窓口で、社内のいろいろな人に「こういうときはどうすればいいの」と聞かれることが多いんです。そんなときに自分の中の“知識の引き出し”を開けて、適切に対応していますし、誰かが困っていると、別の仕事をしていてもすぐにフォローしてくれます。私自身も“知識の引き出し”を増やしていきたいですし、これから新しく入ってくる人とも互いに助け合える関係でありたいと思っています。